Projects 2023
最近のこと。
とあるエリアに未登の岩がいくつか。
この岩の事はかれこれ6.7年前にN山さんに教えてもらった。
あの指男さんが取りいたものの未登のラインで、風の噂で理由は2つ。まずはリップ取りのランジのみで2/3段以上あるとの事。そして、ランディングがむちゃくちゃ悪い上(45度斜面)に、落下の向きが斜面向きで非常に怖い。高さは4-5mくらいだが、傾斜のおかげで高度感がある(落下地点は+1mくらい?)。
しかし、エリアのキングラインになり得る程カッコ良い。
まずは分かりやすい右のラインから。周りの木を集めてマットが滑り落ちないようにランディングを整えた。下部は1.2級くらいのムーブで繋がるが、問題は上部。しばらくランジを試すが、リップ面の傾斜からしてダイナミックムーブでは止まらないと判断。細かい足技を駆使してマイクロカチを繋ぐ事に。ムーブは直ぐに出来て、マイクロカチをガスして足位置を探す事も出来た。が、ヨレと夕方の湿気が出てきたので、繋ぎトライは次回にまわすことに。
そこからが長い...次に来た時にはシビアなヒールを安定して上げられず敗退。その次に来た時にはヒールのかき込みで右手がすっぽ抜け、身体が完璧に入った状態でマット外に背中から落下。たぶんクライミング始めてから最も危険な落ち方だった。しばらく息が出来ず悶絶...下に岩があったらお終いだった。
右手の抜ける感覚が残ってしまい、怖くて身体を入れきれないトライが続く...フィジカルもメンタルも追いついていないと判断し、しばらく放置して左のラインに着手する事に。
5mくらいのフェイスに走った短いシンクラックを繋いでいくライン。最初はあまり興味が湧かなかったが、触り始めると素晴らしいラインに思えてきた。クラックが短く、テクニカルなのが良い。スタートからクラックに合流するまでの2手の負荷が大きく、苦手。ここだけで初2段くらいだと思うが、毎回安定するまでに時間がかかる上に第一核心である3手目を探る頃には身体がヨレヨレに...
第一核心の3手目をバラしたいのに、2手目で剥がされ、なかなか繋ぎきれない。それでも自分にも可能性のあるラインに思え、トライを繰り返す。シンクラックなので、指が小さい/薄いか、保持力が強ければもう少しムーブを起こし易いかも知れない。
3手目のムーブでクラックに対して身体の位置が真逆になる。動き易いムーブを選ぶと、後半のランジに繋がらない可能性があり、より難しいムーブでレイバック気味に身体を持ち上げてゆく。
プロジェクトをトライする時にいつも気にするのはスタンスを追うということ。手のホールドを追いかけると行き止まりになる事が多い。とにかく足位置でムーブ、ラインを組み立てること、自戒として。
今シーズン目標としたいが、最大の核心はこちらもリップ取りだろう。果てしなく長そうだ...久しぶりに禁ビール、禁ポテチにしてコロナ家飲みで3.4キロ太った体重を落としたいが、歳のせいか全く落ちない...このぷよぷよの尻よ(泣。
という事でしばらく成果は無さそうだが、頑張って通いたい。どちらかも綺麗で良いライン。



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