個人的復活祭のクリスマス
指皮も戻って来たので、ハイボールプロジェクトをクリスマスイブにトライ。中間部のアンダーを保持してガバ足から結晶に足を乗せ替え、クラックを取りに行く。足がすっぽ抜け無いかヒヤヒヤしながら、ようやくクラックに手が届いた!が、ぼろぼろぼろぼろ欠ける...そして思っていたよりも遥かに保持しづらい。「ぼろぼろクラックだ!」と叫んで飛び降りた。
指が2本ほど入りそうな箇所があるが、そこまでの距離出しが難しい。そしてぼろぼろ欠ける為に荷重しきれない...結局次の一手を出す勇気が出ずに諦めた。もう少しマットがあるか、スポットして貰って登ろう。予想グレードは初段くらいだったが、クラックの保持が悪く、もう少し高グレード、初二段くらいかもしれない。
休憩がてら散策していると、ローボールに設定課題の無い顕著なラインを見つけた。これならマット一枚で気楽にトライ出来る。大田エリアの突き当たり岩だ。
イースターd(赤のライン)は、顕著なアンダーでスタートしてリップに一手の課題。この手の課題は得意なので数トライで終わった。既に誰か登っているかも。一手課題はリーチや身長、足位置でグレード感がかなりずれてくるが、1〜2級あたりが妥当だろうか?個人的には2級ど真ん中だが、比較的リーチがあるので優しく感じるだけかも。写真赤のライン。
次に、より簡単に見えた左のラインをトライする。サクッと終わらせるつもりが、結局20トライくらいかかった。足技で負荷を減らしていくのだが、2手目が絶妙に難しい。あるムーブをしたいがなかなか上手く決まらない。モジモジしながらどうにか決めて2手目を保持、解除しながらリップにランジした。こちらもグレード感が分からない。以外に難しい気はするが、1〜2級あるかないかくらい。これも登られてるかも?
バーニーSD d (写真青ライン)とした。
*バーニーは裏面カンテまで周り込んでいません。奥に出るとcくらいになるそうです。ライン取りが微妙過ぎたと猛省しています。
帰り際にふと、隣の岩のハング面が気になった。この岩には設定課題が1つも無いが「ここを登りなさい」というラインが直ぐに見えた。せっかくだからここも登っておこうかと取り付くが、下部のホールドでは低すぎてシットスタートが切れず...結局立ちスタートで登った。うすーいダイクとカンテでスタートし、指が2本かかる結晶を左手で摘み、痛みに耐えながらさらに小さな結晶を右手で掴む。そのままスラブ面を踏みながら無理矢理足をあげて乗っこしていく。背面に木がある上に、マットを敷くのを忘れてた。絶対に落ちたく無い。結局どうやったのか分からないが、気づいたら身体が岩の上に返っていた。必死すぎてよく覚えてないうえに、気づいたら重心が返っていたので難しかったのかすら分からない...それでも両手結晶での身体引き上げは1級〜初段くらいはあったように思う。初手の結晶の痛さに悶絶して何回か降りたが、スラブ面に入ってからはそのまま登れた。指に穴が開くのは時間の問題だろう...(実際には途中でプッシュして右足をハイステップにしたが、後々考えると左足のホールド踏めたような...まいいか)
リリー e (黄色のライン)とした。
久しぶりに必死の(バタバタとした)良いクライミングが出来た気がする。それにしてもまるで課題が設定されていたかのようにホールドが散らばっている素直なラインだった。木が邪魔で見えづらいラインなので登られて無いかな?
3つの課題名は復活祭にちなむものだ。バーニーという課題名が浮かび、そこからイースター(復活祭)、そしてイースターリリーが出てきた。イースターリリー(テッポウユリ)の花言葉は「偽れない」。偽れない保持力が必要な課題だ。あるいは10ヶ月のブランクが偽れないのか...
個人的な復活祭としては上出来かな。沢山プレゼントを貰った気分だ。岩さん、ありがとうございます。ローボール好きな方、大田エリアの付き添いなどでお楽しみください。もう一本ラインを見つけたので、アップの時などにちょこちょこ触って見よう。見た目はそんなに良くないリンク物だが、e〜fくらいにはなりそうな課題。
どの課題もグレード感がいまいち分からないのは、自分がクライミングを辞めてしまう前くらいに強さが戻っているのか、どのくらいまで高グレードが登れる身体なのか、保持力が戻っているのかが良く分かっていない為だ。久しぶりに高グレードトライしてみないと分からないかな...


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